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真岡鐵道株式会社が「土木遺産認定書」を授与されました




(五行川橋梁銘板)

(小貝川橋梁銘板)


土木遺産認定書授与
 11月18日(金)「土木の日」の集いにおいて、 今年度新たに土木学会選奨土木遺産に認定された真岡鐵道に架かる「五行川橋梁」、「小貝川橋梁」を管理する真岡鐵道株式会社に認定書が授与されました。



認定理由
 現役最古のポニーワーレンストラスであり、イギリス積みで形成された煉瓦橋脚とともに、わが国の鉄道草創期の息吹を今に伝える貴重な歴史遺産



解説
 真岡鐵道は、1910(明治43)年に公布された「軽便鉄道法」により、1921(明治45)年4月1日に真舘線として下館〜真岡間が開業した。その後、 1913(対象2)年に真岡七井間、さらに1920(対象9)年に茂木まで延長され、真岡線全線が開通した。 現在、開業から99年を数え、来年2012(平成24)年は開業100周年の説目を迎える。この間、栃木県東南部および茨城県西部地域の産業の興隆と地域の連結強化に大きな役割を果たしてきた。 総延長41.9Kmに46橋梁が架設されており、五行川橋梁と小貝川橋梁はこの真岡鐵道に架かる橋梁の代名詞ともいえる橋梁である。

 さて、わが国の鉄道草創期の橋梁の設計を担ったのはイギリス人技師であり、幹線鉄道の骨格が形成された、明治10〜20年代にかけて、特に本州ではイギリス系 トラス橋で占められた。イギリス人技師のうち、明治15年から命じ29年までの14年間にわたり技師長(当時の名称は建築師長)をつとめたのがC.A.W,ポーナル で、支間長の標準化などわが国のその後の橋梁設計に大きな影響を与えた。明治29年のポール帰国後は、アメリカ人技師クーパーおよびシュナイダーが後任となり、それに伴い鉄道橋梁も イギリス系からアメリカ系の橋梁へと移行していくことになる。真岡鐵道に架かる五行川橋梁および小貝川橋梁は、このイギリス系のポーナル型ピントラス(99ft、ポニー)であり、鉄道草創期 の鉄道橋梁として貴重な橋梁である。

 また、鋼材が貴重だった当時におけるこれらの橋梁は、機関車の大型化に伴い幹線鉄道から地方の線区に転用されたものが多く、この2つの橋梁も幹線から 転用移設されたものである。小貝川橋梁の銘板から、明治27年Patent Shaft & Axletree社製であることが確認されている。五行川橋梁には銘板がないが、小貝川橋梁と同時に製作されたものであるといわれている。

 この2つの橋梁は、現役最古のポニーレントラスであり、また、イギリス積みで組成された煉瓦橋脚とともに、わが国の鉄道草創期における往時の風情を伝える貴重な地域の歴史遺産である。

   
 

【所在地】
1.栃木県真岡市
2.栃木県益子町

【完成年】
1.1984(明治27)年推定、その後1913(大正2)年に転用
2.1894(明治27)年、その後1913(大正2)年に転用

【構造形式等】
1.鋼ワーレントラス
(英国製、ポニー平行弦、ピン結合、下路、煉瓦橋脚)
 橋長42.71m、スパン29.98m(T+g)

  2.鋼ワーレントラス
(英国製、ポニー平行弦、ピン結合、下路、煉瓦橋脚)
 橋長42.90m、スパン29.97m(T+g)

  【管理者】
 真岡鐵道株式会社
     


※文書および情報は平成23年度「土木の日」の集い(平成23年11月18日)のパンフレットから抜粋